私たちが目指すもの

地域に必要とされる歯科医院であり続けるために、私たちができること。
当院院長と副院長、医局長が、当院が目指す地域医療のかたちについて語り合います。

患者さんに寄り添う
医療サービスの原点

理事長/院長 佐藤 尚

佐 藤 私が4代目院長に就任した頃は昔ながらの小さな歯科医院でしたが、車椅子の患者さんにも安心して治療に専念していただけるよう、医院建て替えに合わせて車椅子専用ユニットを設けました。大変喜ばれたのですが、その方も高齢になって寝たきりとなり、来院できなくなってしまいました。障がいの有無に関わらず、人は誰でも年を取ります。外出が困難になる人も少なくありません。「来院できないから治療を諦める」という患者さんを見過ごすのは正しい医療のあり方とは言えない。そんな思いが無料送迎や訪問診療などのサービスにつながっていきました。

大 野 当院の近隣地域は高齢者が多く、通院が困難な方が少なくありません。そういう方を支える医療サービスこそが、必要とされる地域医療のあり方だと思います。訪問診療や無料送迎など、まだ行き届いていない面もあるかと思いますが、ますます高齢化が進む中、より一層地域に根づいたサービスとして浸透させていきたいですね。

佐 藤 訪問診療や無料送迎は一般診療の延長線上にあるもの。だから歯科医師やスタッフのみなさんにも「来院される患者さんの20年後を想像しながらケアにあたってほしい」と伝えています。

チーム医療で多角的かつ
高品質な医療サービス

副医院長/歯科医師 大野 恵子

大 野 高齢の患者さんに必要な治療を考える上で、通院治療だけでは難しいこともあります。また、これからの歯科医療は「口からものを食べる」「食べる楽しみを味わう」といった摂食嚥下機能の維持も求められます。そういう面では、当院の組織力を生かした多角的な医療サービスで地域医療に貢献していけるのではないかと感じています。

佐 藤 歯科の診療内容は多岐にわたる上、歯科医療に求められることも増えつつあります。ひとりの歯科医師が全ての治療で高いレベルを維持するのは並大抵ではありません。しかし個々が専門性に秀でた分野を持ち、患者さんの状況に応じてチームを組むことで、常にハイレベルな医療体制を維持できます。ひとりでできることはわずかでも、多くの知恵と技術が集まれば、患者さんの期待を上回る医療サービスを提供できるのです。

人材と医療サービスの両輪で
真の地域医療を実現したい

医局長/歯科医師 大久保 拓馬

大 野 摂食嚥下や全身管理など、いずれも医科的知識と経験が必要な分野であり、ひとり一人の歯科医師がそれぞれの専門性を生かせる環境は当院の強みだと感じています。

佐 藤 さまざまなキャリアを持つ歯科医師が多数在籍することは、患者さんはもちろん医師自身にも多くのメリットがあります。治療における役割を相互理解した上で患者さんに最適な治療方針を提案できる上、多様な情報を知ることで技術向上のモチベーションも高まる。当院が歯科医師臨床研修プログラムを実施しているのも、若い研修医ができるだけ多くの医師に学ぶ機会を創出するとともに、医師自身も人を育てる経験を通して大きく成長できるからです。患者さんの多様なニーズやライフステージに適した医療サービスと、優秀な人材を育てる環境。このふたつを両輪として「いつでも誰でも質の高い治療が受けられる」真の地域医療を実現していきたいと願っています。